チラシ 効果 – チラシを使って集客するとどれぐらいの効果がある?チラシで効果が出ない3つの理由とチラシで効果を上げる5つの方法を起業コーチが教えます【起業・集客・コーチ・コーチング・コンサルタント・個人事業】

2022-11-05

こんにちは。

すべての人がお金、時間、社会のしがらみから自由になり、豊かな暮らしを実現できる世の中を作る起業コーチの幸治 里織です。

今日はチラシを使って集客するとどれぐらいの効果がある?チラシで効果が出ない3つの理由とチラシで効果を上げる5つの方法を起業コーチが教えますということについてお話しいたします。

チラシでの集客は効果がないと諦めていませんか?

チラシを使って集客しようと思っているけど、どれぐらいの効果があるのかわからないと悩んでいませんか?
中には、実際にチラシを使って集客しているけど、全く効果が出なくて困っている、という方もいらっしゃるかもしれません。

近年、インターネットの普及により、「紙のチラシ」はずいぶん減り、WEB広告を使う企業も増えてきました。
実際、WEB広告はコンバージョン(設定した成果)率は検索広告では平均3.75%、ディスプレイ広告では0.77%と高いのに対し、チラシでの効果(反響率)は0.01〜0.3%ととても低いのが現状。

チラシでの効果を考えると、10,000枚チラシを配布して1〜30件の効果しかないということになります。

ですが、チラシが効果が少ないからといって諦める必要はありません。
使い方によっては、WEB広告よりも効果が出る可能性を秘めているのです。

そこで今回は、チラシで効果が出ない理由とチラシで効果を上げる方法についてお伝えします。

チラシで効果が出ない理由① 商圏を間違っている

チラシで効果が出ない理由は、商圏を間違っていることが大きな理由です。
チラシはやみくもにばらまけばいい、というわけではなく、的確に商圏を絞って配布をします。

商圏を考える際には、人口、世帯数、距離など様々な指標を使って分析する必要があります。
大手企業であれば、これらの指標を手に入れて、どのあたりまで商圏とするか、考えることも可能ですが、個人ではそこまでするのは難しいです。

そこで、どのあたりまでを商圏とするのかを考える際、お客様の6〜8割が住んでいる場所を自分の商圏とする、という方法です。

この方法であれば、特別な指標などを手に入れる必要はなく、顧客データさえ手元にあればいいということになります。

ただし、開業間もない場合でお客さまの数が少ない場合は、顧客データが揃っていないため、チラシで効果を上げるための商圏設定は難しいかもしれません。

チラシで効果が出ない理由② 配布手段が偏っている

チラシで効果が出ない理由としての2番目は、配布方法が偏っている、ということが挙げられます。

チラシの配布方法は「新聞折込チラシ」「プリーペーパーなどの折込チラシ」「ポスティング」の3つが主流です。

ここでは、それぞれの方法のメリットとデメリットについてお伝えします。

新聞折込チラシ

【メリット】

新聞は大手・地方紙ともに信頼性のあるメディアです。
そのため、新聞に入ってるチラシも、信頼性の高いものとなります。

実際、新聞にチラシを入れる場合には審査があり、それを通過した企業であるということで「怪しい会社ではない」と信頼してもらえます。

そのため、新規に事業を始める場合や認知度の低い起業でも、新聞の折込チラシを活用して認知度を上げているという手法を取ることができます。

【デメリット】

近年、新聞の電子化も相まって、新聞の購読率が低下しています。
そのため、折込チラシを見てくれる可能性がグッと低くなってきているのが現状です。

また、新聞の折込チラシは配布地域を細かく指定することができません
そのために大量にチラシを準備するなど費用がかさむことがあります。

フリーペーパーなどの折込チラシ

【メリット】

お客さまが住んでいる地域の情報が載っているフリーペーパーは、地域密着型であることから、親近感があると言えます。

新聞は読まないという人でも、フリーペーパーで地域の情報をチェックするという人も多いようです。
そのため、地域によっては新聞の折込チラシよりも配布率がいい場合があります。

【デメリット】

配布される数やエリア、折込チラシを入れるための価格などは、地域によって差があるようです。
そのため、フリーペーパーで折込チラシを入れたい場合には、制作元などに確認を取るようにしましょう。

ポスティング

【メリット】

新聞やフリーペーパーの折込チラシに比べると、チラシ単体がポストに入るので、お客さまの目にとまる確率は上がります

また、配布する地域も詳細まで限定できるので商圏を絞り込むことが可能です。
つまり、狙った商圏だけにチラシを配布するのに効果があります。

【デメリット】

ポスティングされたチラシを「うっとうしい存在」と思っている人は、目を通さずにそのまま捨てられるということもあります。

事業をスタートしたばかりであったり、無名である場合には必要以上に警戒されることも。

チラシで効果が出ない理由③ 内容と反響率を管理していない

チラシで効果が出ない理由の3つ目は、どのような内容のチラシを配布して、どれぐらい反響があったかを管理していない場合が多いです。

どのような集客活動でも一度行ったらすぐにうまくいくというものではなく、「トライアンドエラー」を繰り返していきます。

「トライアンドエラー」とは「トライ」つまり実施したことにに対して結果を検証し、次の行動につなげていくということ。
この精度やスピードをいかに素早く行うかがカギになります。

チラシを配布した時に管理しておきたい内容とは・・・

  • タイトル(キーワード)
  • クーポンの有無と内容
  • 配布日
  • 配布部数
  • 配布範囲
  • 配布手段
  • チラシ配布にかかった費用
  • 反響人数の目標
  • 実際の反響人数
  • 反響率(反響人数÷配布部数)
  • 客層など気づいたこと

これらを管理しておき、次回のチラシの効果を上げるためにはどうするかを常に考えていくといいでしょう。

チラシ集客で効果を上げるための対処法

さて、ここからはチラシ集客で効果を上げるための対処法を5つご紹介します。

どれも効果を上げるためには必要項目ですので、ぜひチェックしてみてください。

チラシで効果を上げる方法① 分析を行う

ここでは、チラシで効果が出ない理由③で取り上げた反響率について詳しく述べます。

折込チラシやポスティングで効果を上げるには、「反響率」がカギになります。
反響率の計算を行なって、業種別の一般的な反響率と比較したり、配布した地域の反響率を出していきます。

反響率の計算方法は・・・

反響率(%)=反響数÷配布部数×100

で計算します。

反響とは、何の目的でチラシを配布し、どのような行動をお客様にとって欲しいかによって変わります。
例えば、お問合せいただくことが目的、体験会に来ていただくのが目的、メルマガ・LINEに登録してもらうのが目的などチラシを配布するには何か必ず目的があるはずです。

この、反響をマーケティングでは「コンバージョン」と言います。
チラシの反響率(コンバージョン)は一般的に0.01〜0.3%と言われています。

実際にチラシを配布してどれぐらいのコンバージョンがあったかを計算します。

さらに、投資対効果も計算します。
投資対効果を分析するにはROIを使うことが多いです。

(コンバージョン数×平均利益単価ーチラシ料金)÷チラシ料金×100

コンバージョンをどのように設定するかは、チラシにどんな効果を求めるかによって変わってきます
例えば、チラシのクーポンを使って商品を購入してもらう、チラシのQRコードから予約してもらうということに目的を置くと、コンバージョンの数は少なくなる傾向にあります。

最初はそれほど大きなコンバージョンを設定せずに、メールや電話での問い合わせ、メルマガ・LINEへの登録としてもいいでしょう。

ちなみに、ROIで出た結果がプラスであれば効果あり、マイナスであれば効果なしと判断します。

チラシで効果を上げる方法② ターゲットを絞る

チラシで効果を得るためには、しっかりとターゲットを絞ることが大切です。

商圏となるところにはどのような家族構成、年代の人が住んでいるのかによって、チラシに載せる写真や言葉選びも変わってきます。

また、あなたのサービスに来てほしいターゲットが決まっている場合は、その人に響くようなキャッチコピーやデザインを心がける必要があります。

ターゲットを絞らずにチラシを作って配布すると全く効果がない、という結果にもなりかねません。

しっかりターゲットを決めてからチラシ制作を行いましょう。

チラシで効果を上げる方法③ 何度も配布する

チラシで効果を上げるには、何度も配布するといいです。
チラシを何度も見てもらうことで、「このチラシ前にも入っていたな」と気づいてもらえるようになります。

この手法をマーケティングでは「単純接触効果」と言います。
何度も接触することで、最初は全く興味なかったものでも、徐々に興味を持つようになり、最終的には購買につながります。

何度もチラシを配布するには、チラシを作る料金や折込にかかる経費、ポスティングのための人件費などお金がかかります。
そのため、折込チラシやポスティングで効果を上げるには、何度も配布する必要がありますから、広い商圏に1回だけ配布するというよりも、狭い商圏で2〜3回配布するといいでしょう。

チラシで効果を上げる方法④ 見やすいデザインにする

チラシで効果を上げるにはデザインも重要です。

人はパッと見て自分の好みかどうかをすぐに判断します。
そのため、一瞬で目に入ってじっくり中身を読ませるためのデザインはとても大切なのです。

文字の大きさは読みやすいか、写真は好感を持てるものを使っているか、レイアウトは読みやすくなっているかを確認します。

人の目線は横書きなら「Z」、縦書きなら「N」というふうに動きます。
目線の動きに合わせて、文章や写真を組みてていきましょう

また、テーマカラーを設定しておくのも効果的です。
たくさんの色使いをするのではなく、テーマカラーに沿った色を使っていくと見やすくなります。

チラシで効果を上げる方法⑤ 連絡先を記載する

チラシで効果を上げる方法最後は、「連絡先を記載する」です。
「そんな当たり前なこと忘れるはずない!」と思われるかもしれませんが、意外と連絡先の記載漏れがあったりします。

せっかくチラシを見て、あなたの商品を購入したいと思っても、連絡先が記載されていなければ、お客さまを逃してしまうということになりかねません。
住所、電話番号、メールアドレス、LINEの1〜2種類を記載しておきましょう。

気軽にコンタクトを取れるようにSNSのQRコードを載せておくのも効果的です。

今回のまとめ

今回は、チラシで集客するにはどれぐらい効果があるのか、効果が出ない理由と効果を上げる方法についてお伝えしました。

デザイン、印刷、折込、ポスティングとチラシでの集客はお金がかかります。
さらに、WEB広告に比べると反響率も低い。

ですが、効果を上げるように工夫することで、コンバージョン率は上がってきます。

ぜひ今回のブログを参考にチラシで効果をあげてくださいね。